杭の水平設計における設計手法及びどの水平力で何をしているのか解りやすく表記し、最終的にどの条件で決定しどの杭頭モーメントで地中梁を算定しているのかを明記してください。
A棟・B棟を地中部連結させたときのそれぞれの負担水平力の分配における妥当性と土圧力の差による影響を検証し明記してください。この時、長期土圧と地震時土圧及び終局時土圧とそれぞれについて明記してください。
地中梁せいが本計算書ではD=4000としていますが、図面ではD=6920となって食い違っています。構造計算階高・保有水平耐力及び杭の水平力分担・杭頭曲げモーメント・地中梁応力等を踏まえて整合させてください。
建物に作用する片側土圧に対しての検証を、地下部分の地震時応力・地中部作用水平力及び杭の負担水平力・杭頭モーメントの整合性について明確にしてください。
また、一貫計算上、片側土圧をどのように処理しているかも明記してください。
1.保有水平耐力計算条件として、弾塑性解析として荷重増分により解析をしていますが、ひび割れ考慮をしないとして計算しています。終局メカニズムを塑性域で考慮する時は、ひび割れを考慮した検証も必要かと考えます。14階建ての建物の保有耐力検証方法は多角的な考慮にて検証するべきと思いますが、設計者としては如何ですか。
2.Y1-X2通り柱に逆せん断が生じています。逆せん断が生じた状態で保有水平耐力を算定しても、明快なメカニズムと判断できるのか疑問に思います。逆せん断が発生しないように変更した上で、保有水平耐力を検討するのが良いと考えますが、設計者としての考えを示して下さい。
浮き上がり考慮の保有水平耐力計算で、支点が早い段階で浮き上がっているのに崩壊形確定まで計算しています。この時、直交方向の地中梁の押さえ効果等の考慮がされているかどうか確認出来ません。インプットデータと計算条件を添付して下さい。
X3通りの梁G27は、Y4通りの梁G12を載せています。その為、G27の柱C15際断面は、G12の端部モーメントによりねじりせん断を受けるものと思われます。
これにどう対処するか検討して下さい。
計算ルートを1としているため、令第3章第1節から7節の2までの全ての仕様規定を満足する必要があります。(建築物の構造関係技術基準解説書 2007版p23)
令第73条に、柱に取り付ける梁の引張鉄筋は、柱の主筋に溶接する場合を除き、柱に定着させる部分の長さをその径の40倍以上としなければならないとあります。
図面に明示願います。(方向別ルートですが、建物全体として40d必要)