壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造について質問いたします。
1.壁心と水平接合部(スプライススリーブ等)の心は、どの程度まで偏心させることができますか。便宜上、偏心引張を偏心圧縮での断面の核を用いて偏心距離を壁厚の1/6以下としてもかまわないでしょうか。なお、長期荷重時では偏心圧縮は作用しないとします。壁の配筋上、偏心させないとかぶり厚を確保することが困難な場合が多いと思います。
2.直ジョイント式の場合、壁柱の断面算定のとき、その主筋は水平接合部縦筋となるので、壁柱の両端の周辺筋を日本建築学会「壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造設計規準・同解説」に示されている最小鉄筋(1-D13)としてもかまわないでしょうか。また、壁柱脚部での横方向の周辺筋についても、最小鉄筋(1-D13)としてもよいでしょうか。
3.曲げ主筋は、壁柱脚部は水平接合縦筋、壁柱頭部は水平接合縦筋+周辺筋と考えてよいでしょうか。
4.水平接合筋とのへりあきが少ない場合、壁柱両側周辺筋を水平接合筋に置き換えてもよいでしょうか。
新・建築構造問題快答集02 P181