WRC造壁柱の曲げ耐力についてご質問します。日本建築センター発行の「壁式鉄筋コンクリート造設計施工指針」には、計算原則として「1階の壁脚部分に限り、適切な範囲内で直交壁の軸方向力および縦筋の耐力を考慮してよい」とあります。一方、同指針の計算例3では、引張側壁柱の一部の曲げ耐力算定に1?5階までNe(直交壁の有効な軸力)を算入しています。この違いについてご教示ください。ちなみに、引張側の壁柱は、付加軸力だけ考慮するとMu=0となることが多いので、1階以外でもNeを考慮したいと考えています。Neの考慮できる範囲を1階の壁脚に限っているのはなぜでしょうか。
新・建築構造問題快答集02 P160