片持ちスラブCS5は先端に壁があるので、厚さ250mmで主筋も多くなっていますが、大梁をはさんで反対側のスラブの厚さは160mmで鉄筋もそれほど多くなく、天端もそろっていません。CS5の元端の曲げモーメントによる大梁のねじれは問題ありませんか。大梁が長期・短期の架構の応力と片持ちスラブの応力を伝達することが可能か検討して下さい。
杭水平力の検討で、総水平力を全杭本数85本で除して1本当たりの水平力を算出していますが、Y方向の地中梁中間杭については、剛性の違いから、分担率が違ってくると思われます。Y方向の杭の水平力の分担について考え方を示してください。
構造設計標準仕様書 5.鉄筋コンクリート工事(1)コンクリート欄に施工はJASS5(2003)を記入。(2)鉄筋欄に施工はJASS5(1997)を記入。型枠の施工はJASS5(2003)を記入してください。
梁貫通孔について、構造耐力上主要な部分に設ける開口は、原則位置、形状、補強要領(急激な耐力低下が生じないことの確認)等の確認・明示が必要です。
現段階で明示が難しい場合は、梁貫通の可能範囲、補強要領を図面に明示してください。(梁貫通の可能範囲は、必ず既製品の条件にあわせて図面に明示ください。)
施工時の杭芯ずれの対応方針が示されていませんが、設計図書に対応方針を記載しておく必要があります。(記載がない場合、芯ずれにより配筋補強が必要な場合は計画変更を伴います)