壁式鉄筋コンクリート造(WRC造)において、以下の質問にお答えください。
1)図の壁1・2は、壁梁イ・ロを入れることにより耐力壁として扱えるでしょうか。
2)同様に、壁3はどうでしょうか。
3)WRC造では、壁頂部に壁梁がないと耐力壁にならないということですが、壁4には頂部に壁梁がないのに独立耐力壁として認められています。これはどのような根拠によるものなのでしょうか。
4)耐力壁5のパイプスペース内には、B通りに壁梁を設けたくないのですが、可能でしょうか。また、壁6も耐力壁として扱いたいのですが、いかがですか。以上、よろしくお願いします。
基礎の沈下計算をするときに物理試験・力学試験を行うのは常識ですが、費用の面や時間の面から、土の種類により過去のデータを使っている設計者も多いようです。そこで、たいへん申し訳ないのですが、N値別に沈下量と沈下時間計算に必要なe0(初期間隔比)、Cc(圧縮指数)、WL(液性限界)、Cv(圧密係数)などをだいたいでいいですから教えてください。またデータの参考文献などがありましたらお教えください。
水平地盤反力係数伽について下記の件を教えてください。
kh=0.8・E0・B-3/4(kg/cm3)
ここにE0=7N
この式で算出される机の値は長期荷重時の値ですか、それとも短期荷重時の値ですか。もし上記の値が短期荷重時の値ならば、長期荷重時の机はどのように算出したらよいのでしょうが。
地盤の液状化検討などで使われる「細粒土含有率」という用語についてご教示ください。土質試験結果一覧表の粒度分布で、例えば下記試料番号1?3の場合、砂分が79.7%、シルト分が19.5%となていますが、細粒土含有率は79.7%と19.5%のどちらでしょうか。
学会の「基礎設計規準」などによると、フーチング主筋の算定は、剛な地中梁に取り付いた場合地中梁に負担させるようになっていますが、フーチング内にても処理が必要だと思います。つまり、下図のような場合、(a)点において(Q1+Q2+Q3)のせん断力に対してフーチングが耐えないと、地中梁に応力を伝達できないと思います。また、その時のQは、Q=Q1+2.0(Q2+Q3)
Q=Q1+1.5(Q2+Q3)のいずれで検討すべきなのでしょうか。鉄筋の付着・せん断力の検討に必要と思うのですが、いかがでしょうか。
間知石積、間知ブロック積または重力式擁壁に縦亀裂または横亀裂があります。なおこれらはいずれも構造図などの記録はありません。間知石積、間知ブロック積は空積みであるか練積みであるかもわかりません(調査する予定はあります)。空積みの場合、練積みの場合の補強(背面補強)はどのようにしたらよいのでしょうか。よろしくご教示ください。
次回のように道路に6tの荷重が載荷する構造でブロック積擁壁は水路にどのように影響を与えるのでしょうか。その計算方法にについてご教示下さい。
また、家屋および道路は、安全でしょうか。もし危険であるとしたらどのような対策を必要とするのでしょうか。
基礎梁とスラブ筋の定着の確保については、どのような方法が最適でしょうか。
図(a)のように差し筋をしておく方法は、差し筋の長さをあまり長くできないため、特に上筋はスラブの応力の大きな端部で重ね継手になりがちだと思われます。図(b)は、基礎梁上部を打ち増ししその中にスラブ筋を定着する方法ですが、定着長さを確保するために水平アンカーとなりがちだと思われます。
図(a)のような鉄骨柱脚固定の場合、RC造、40d記号根巻きの方法で柱脚主筋にフックは必要でしょうか。もし必要であれば、理由もお願いします。また図(b)のような直接基礎の主筋の端部ではいかがでしょう。
スラブ・基礎梁・壁(柱)のコンクリートの打継ぎについて質問します。
打継ぎおよび打設順序は、施工性がら図のように施工されている例が多いと思いますが、打継ぎにおける注意点にはどのようなことがありますか。また、ほかによい方法はないものでしょうか。
JASS5(p.268)〔12.9〕構造体コンクリートの圧縮強度の検査d.項の合否の判定について質問します。
1)JASS5の解説(p.270上から13行目)に示す合否判定基準は本文の(1)を、また、解説(p.270上から15行目)に示す合否判定基準は本文の(2)を示したものでしょうか。それとも受入れ検査の参考事項として示しただけで、(1)・(2)ともに構造体の合否基準を示しているのでしょうか。上記においてもし後者の場合、内容に矛盾が生じないのでしょうか(矛盾とは、解説では平均値の条件のみを示しているのに対し、本文は平均値と最小値の条件を示している、ということ)。
2)解説(p.272上より5行目)は本文(2)を示し、平均気温が下まわった場合のみ適応されて、下まわらない場合は適応できないのでしょうか。
3)2)において、平均気温が下まわらず、設計強度以下の場合の対策をお教えください。
床スラブのたわみについて教えてください。
日本建築学会;「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」(以下、RC規準とする)(1988年改定)のp.116では長期たわみδL(瞬時たわみ+長期付加たわみ)は弾性たわみδe、の16倍としていますが、建築センターの「壁式鉄筋コンクリート設計施工指針」(1984年度版)のp.165の長期付加たわみ式は、δ2=δ1×(2-1.2γ)となっており、上記RC規準の16倍とは大きな違いがあるように思います。なぜか教えてください。
直接基礎でべた基礎の場合、建築基準法施行令第77条の2(床版の構造)の規定を満足させなければいけないのでしょうか。例えば、短辺方向の主筋のピッチは20cm以下の配筋にしなければいけないのですか。令第71条(適用の範囲)の規定では、第77条の2が「コンクリート造と鉄骨造その他の構造とを併用する建築物の鉄筋コンクリート造の構造部分」にも適用するとあります。また布基礎も独立床版となるのでしょうか。
工場建屋の1階土問スラブのクラック対策として、10?内外でカッターによるクラック誘発目地を設け、クラックの発散を防止する方法をよく採用してきました。しかし、部屋の用途により誘発目地を設けられない場合は、コンクリートの調合や配筋などにどのような配慮をすればよいのでしょうか。図(a)のような状況についてご説明願います。また10×15mのグリッドで地中梁と土間スラブとの間に図(b)のようにシアコネクタを設けることは、クラック抑制にどの程度効果があるのかご説明ください。
鉄筋コンクリート造の片持ちスラブの上端筋を図のように定着させた場合、コンクリートのブリージングなどの影響により、その付着が弱くなるように思います。特に対策を考えなくてもよいでしょうが。
マンションの開放廊下の下端筋に、がぶり不足による錆が発生しました。仕上げはコンクリートに塗料を塗っただけのものです。以前にも補修モルタルなどに剥離を起こしています。大規模に発生しているため心配です。何かよい補修工法はないでしょうか。また、参考となる文献がありましたら教えてください。
室内に配線ピット(D=200、W=900、L=12000程度)を設けたいのですが、ピット部分およびこれに関連する梁を下げ、段差の部分を補強する方法を考えています。この場合のスラブの構造計算における注意点および段差部の補強方法をご教示ください。深さが200mmとなるため、シンダーコンクリートなどによる増打ちは行いたくありません。建物規模はRC造4階建、スラブ厚は150+50程度を考えています。よろしくお願いします。
RC造部材のせん断剛性低下率についてご教示ください。
1)耐震壁はβ=1.1×(τ/Fc×0)-1.72で表されておりますが、短スパン梁や短柱でせん断力が集中した場合、(τ/Fc)で低下率を算出できるでしょうか。
2)τを算出するとき、Qにせん断力割増係数や開口率をどのように考慮しなければならないのでしょうか。
耐震壁のせん断設計および開口補強設計について、下記の点についてご教示ください。
1)日本建築センター指針では、「設計用せん断力QAは一次設計応力値の2倍以上、開口補強筋の算定も上記に準じる」(p、221)となっていますが、
・QA(maxQ1・Q2)≧2×Q
・設計開口補強筋≧2×at(v、h、d)
(atv、ath、atvはRC規準(34)?(36)式より求める)
と解釈してよいでしょうか。
2)設計用水平せん断力QがQ1の値を超過し、Q1<r・Qwとなり、h=h0となるような開口寸法の場合、隅角部補強筋はどのように考えたらよいでしょうか。
3)開口補強量がコンクリートの打設に支障を生じさせるほどになった場合、適切な値にとどめ、その代わり許容耐力を低めに評価する(p.221)とは具体的にどのような手法でしょうか。
図のような2階建RC造の床に格子梁を使って梁せいを小さくしようとしたのですが、ひび割れモーメントを検討した結果、NGになりました。この検定の際、小梁コンクリートの見かけの最大引張応力度(M/Ze)の計算式で小梁断面係数Zeを求めるのに、例えば1主筋を考慮する、2スラブの有効幅を考えてT形梁としてZeを計算する、のどちらにしたらよいのでしょうか。ほかにも方法があればご教示ください。